<時価総額>
MS&AD53328 東京海上107386 SOMPO32745
<PER>
MS&AD8.6 東京海上12.2 SOMPO14.2(中長期目標は6兆円)
<PBR>
MS&AD1.18 東京海上2.04 SOMPO1.14
<ROE実績と3年後計画>
MS&AD9.88→15 東京海上10.1→20 SOMPO10.1→13~15
<株主還元>
・各社政策保有株売却も入れて50%を株主還元。
MS&ADは追加削減できた部分は株主還元と少し踏み込んだ発言
<政策保有株>
MS&AD 3.6兆円。2029年度末ゼロ。2024年度は3870億円。早ければ2年での削減を目指す(年1.8兆円 少なく見積もって4500億円だと株価の10%弱還元になる)。
東京海上 3.5兆円(簿価0.4兆円) 2030年迄にゼロ。2024年度期は6000億円(利益を3000億円押し上げる)。まず3年間で半減。
SOMPO 1.8兆円。2030年迄にゼロ。2024年度最低2000億円、3年で最低6000億円。
MS&AD 0.68 東京海上 0.32 SOMPO 0.55
@240529
・損保株はこの1~3年が保有株売却による株式還元で一番美味しい時期だと判断。
・小型株も大幅割安だが、上がるカタリストに賭けるものが多く、心理的ストレスも大きい。
・特に美味しいのが8725MS&AD、株価で遅れで8630SOMPO、地力と海外成長で8766東京海上を保有。損保の総保有額1.45億円。
・小型株のウェイトを1/3にするか大幅売却し、ほとんどをMS&ADとSOMPOにシフト。心理的ストレスや子育てに邁進するため、レバレッジを2倍程度に抑制。
<MS&AD>
・政策保有株は3.6兆円。2029年度末迄にゼロ。2024年度は3870億円。早ければ2年での削減を目指す。
・政策保有株売却(6年間)も含めた連結利益の50%を還元。売却加速分は特別配当実施。自社株買い2000億円
・結果25/3期配当は普通配100円+特別配当(売却分)45円。
・ROE 2024年度13%、2025年度15%(2023年9%)
・資本コストは7%
<SOMPO>
・政策保有株は1.8兆円。2030年迄にゼロ。2024年度最低2000億円、3年で最低6000億円。この50%を株主還元に。2024年度は1000億円以上、3年で3000億円以上。
・連結利益の50%を還元。合わせて政策保有株売却の50%も追加還元。自社株買い770億円
・自社株買い770億円
・資本コスト7%と認識
・修正ROE 2026年度13~15%(2023年10.1%) 修正EPSグロースを年率+12%以上
EPSは+10%成長、分母が小さくなる。現状の国内市況考えたオーガニックだと13%、良い投資ができると15%。
・2025/3期は一旦沈んで、次の2年が急拡大。半分が自動車と火災保険の値上げによる効果。
・新中計は海外保険事業の成長をベースとする。年率+10%の利益成長
・Q他2社に比べ増配と政策投資削減がスローに見える。他社ファクターはあるとは思うが発行体とのコミュニケーションを大事にする必要がある。少し時間がかかるし、何に使うかも同時に考える必要はある。他社に比べてスローなのは認識している(上ブレあり)。
・時価総額目標6兆円(IFRS純資産4兆円×PBR1.5倍)に関してはこだわりが相当ある。PBR1倍は通過点だった。次は修正PBRで1倍を超えていく。世界の損保のROEの20%は3年では届かない、リスクフリーレートが違う。でも追いかけていきたいROEも、PERも。
<東京海上>
・政策保有株3.5兆円(簿価0.4兆円)は2030年迄にゼロ。2025/3期は6000億円。利益を3000億円押し上げる。まず3年間で半減。
・連結利益の50%を還元。合わせて政策保有株売却の50%も追加還元。自社株買い2000億円(まず1000億円決定)。継続的に1%~2%の自社株買いを実行
・修正ROE 2026年度14%以上。政策保有株入れると20%以上(2023年10.1%)
・3カ年の修正EPSグロースをオーガニックで+7%以上、自社株買い入れると年率+8%以上。保有株売却を入れると+16%以上。
・同社は政策保有株の売却を25/3期計画に織り込まず。約2000億円程度発生すればRP5200億円と増益に修正される。